お芝居コラム「対比を見つける」
お芝居コラム「対比を見つける」
自分のキャラクターがこの話に存在する意味は?このシーンの意味は?
役者は全体像から、役割を見つける必要があります。
本日はその役割を見つけやすくなる「対比を見つける」というテクニックをお伝えします。
キャラクターの対比
意味のないキャラクターや台詞を脚本家は描きません。
必ずしもどこかに意図が隠れています。
その一つの見つけ方として、「対比」と言うものが描かれていることがあり、
主人公のキャラクター性や発言を際立たせるために対比的にキャラクターが置かれている場合があります。
例えば、コンビニでお金を払うシーン。
主人公が几帳面で丁寧にお金を渡すシーン。その前後に乱雑にお金を渡す人物がいたとします。
主人公の「几帳面さ」を強調される効果を脚本家は求めているため、より乱雑さがわかりやすい表現がこの場合はベストです。
というように、対比を脚本の中で見つけることによって、自分の役割が見えてくることがあります。
時間経過の対比
もう一つは、時間経過による同じキャラクターでの対比です。
前半部分の行動や発言と、後半部分の行動や発言の違いで、
そのキャラクターの変化や成長を表現していることがよくあります。
同じシチュエーションであることがよくあり、変化を見せたいキャラクターを際立たせたいので
その場面に出てくる他のキャラクターは、前半と後半で変化をわざとさせない方がベストです。
このように、「対比」というものは脚本のあらゆるところに散りばめられているので、
脚本家のメッセージを汲み取り、表現にぜひ反映させてみてください!
最後に
いかがでしたでしょうか?
少しでもお芝居をする中でのヒントになれば幸いです。
ルートキャスティングでは、役者さんの演技力向上に貢献し、
確かな演技力をもったタレントさんを提案する為に、日々視野を広くし優れたタレントさんを探しております。
事務所の方や役者さんからのお問い合わせも大歓迎ですので
お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
アジア全域でのタレント・芸人・役者・モデル・インフルエンサー等 幅広いジャンルから広告・PR・イベント・映画・ドラマ等、案件の特性に合わせた最適なキャスティングを始め、 クリエイターの人材派遣・オーディション代行サービスも提供。地方自治体・団体からのご依頼もお待ちしております。
事務所さまからの営業・エージェントへのお問い合わせもこちらからお願い致します。
平日 / 11:00〜20:00
土日祝日 / メールにてお問い合わせお願い致します
メールは24時間受付可能です。
前の記事へ
次の記事へ