お芝居コラム「シーンの目的を考えよう」
お芝居コラム「シーンの目的を考えよう」
オーディションの課題で、よくワンシーンだけの紙が配られます。
まず、自分がどういう役で、どんなキャラクターなのか?というところはもちろん考えなくてはいけないのですが、それだけでは物足りません。
それ以上に「そのシーンの目的」を考える必要があります。
シーンの目的とは?
シーンには必ず、目的があります。目的のないシーンを脚本家さんは描かないからです。
ト書きやセリフにその目的のヒントが隠されていたり、書いてない場合は自分で想像する必要があります。
大事なのは、まず脚本家さんの気持ちになって、なぜこのシーンを書いたのかを想像することです。
そうすると自ずと、シーンの目的が見えてきます。
なぜ?シーンの目的を考える必要があるのか。
例えば、親子2人の食卓のシーンがあったとします。
ただ、親子でご飯を食べているシーンだとしても、
親目線でそのシーンを見て欲しいのか、子供目線でそのシーンを見せて欲しいかで、
そのシーンの意味合いは変わってきます。
そして、それにより役者さんが求められる、そのシーンにおける役割が変わっていき、
演じ方は大きく変わっていきます。
親のキャラクターを立てるのか、子供のキャラクターを立てるのか。
どのセリフを聞かせたいのか? お客さんにどんな感情になって欲しいのか?
など、一回そのシーンを俯瞰的に見ることで、自分のセリフの言い方をもう一度見直せるかもしれません。
シーンにサブタイトルを付けてみる。
そのシーンの目的を自分の中で明確化するために、そのワンシーンに勝手にサブタイトルを付けてみると効果的です。
先ほどの親子の食卓シーン「親からの愛情」っていうサブタイトルなのであれば、親役は台詞の端々から「愛」が見えるようにしなければなりません。
子供役をやるときはその「愛」を受け取るのか、気づいてないのか。など考えると、
そのワンシーンに意味合いや重みが出て、見ている人たちを魅了するシーンが作れるかもしれません。
最後に
いかがでしたでしょうか?
少しでもお芝居をする中でのヒントになれば幸いです。
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